さぎしまトライアスロン
行って来ました、今期最後のトライアスロン
「さぎしまトライアスロン」
広島県三原市にある佐木島で行われる大会。HPを見る限り「のどかな大会」とタカをくくって参加を決定(痛い目にあいますが)。
「三原ってどんなに田舎だろう?」
と益田市民が身の程を知らず上から目線。
当日は家族で行って、三原名物蛸料理を満喫する予定でしたが、娘のピアノの発表会が入り、家族は着いて来ず・・・。
わかってはいましたが、私のトライアスロンは家族の行事ランキングではかなり下位ということが白日のもととなりました
今回は私一人で行くこととなり、現地で松江のトライアスロン仲間と合流することに。
まつしまサイクルのY君の話だと益田からもう一人参加するみたいなので現地で会えればいいなっと考えていました。
土曜日から現地入りして、三原市内を散策。
ゴメンなさい。三原市民の皆さん。
三原は大都会でした。
少なくとも益田市民の僕からみれば目もくらむほどの駅前のネオン(オーバー)。そしてホテルの皆さんも優しい。
無理やりトライアスリートのオーラを出さなくても
「よくきんさった。三原に」
って感じで僕たちアスリートを迎えてくれてました。
さて、当日。
レース会場には、宿泊施設が無いということで朝からフェリーで移動。
もうフェリー乗り場はアスリートのむさい熱気でムンムン。
しかも一度では乗り切らずにかなり待つはめに。
ということで大慌てで会場で受付に。
もう島では太鼓やら、花火やら、テントやらでごった返しております。
そして宮島でも怖いと思った広島のトライアスロン協会の役員の皆さん。凄く高圧的どです。
決して悪い意味ではないのですが、どうしてトライアスロンの実行委員の方々は荒くれ者がおおいのでしょう?マラソンの紳士的態度とは若干雰囲気が違います。
やはり命の危険が高くなる競技ほどみんな荒くれどもに変化するのでしょうか?
ただ、ボランティアの方々は非常に親切でフェリーに乗った時点から僕のテンションを上げてくれました。
市民写真愛好家も多いらしく、僕にもレンズを向けます。
「僕みたいなヘッポコアスリートはフィルムの無駄ですから」
と思いつつ、目力をこめてストレッチをしているふりをします。
さあ、そうこうしている内にスタート時間。
指宿のトラウマなのかどうしても水泳には慎重になります。
また他の人のブログにも
「きざしまはコースの割りに人が多くて泳ぎにくい」
「バトルが激しい」
など書いてあり、よけいにビビリぎみです。
案の定、出だしはバンリュウ湖の鯉のような重なり具合。肘鉄やら蹴りやら乱れ飛びます。
僕も蹴ったし、蹴られたり。
コース自体もブイを周回するタイプなのでブイのあたりは常に混雑。何度もイルカに乗ったトリトン状態になりました。
それでも、無事スイムアップ。力を残しつつもいい感じで泳ぎきれました。
次はバイクパート。
今期はバイクに力を入れていることもあり、前半はバンバン抜いていきました(もちろん周回のトップランナーにはバンバン抜かれます)。
ただ、予想外にアップダウンがあり、指宿のようにフラットとはいきません。
島をあげてのレースって感じでどこを走っても声援が素晴らしいです。
あるおばあちゃんなどは声のあげ過ぎで、倒れはしないかとこちらが心配になるほど。
1週目は景色を見る余裕はありませんでしたが、ラスト4週目は結構景色やバイクコースを楽しめました。
やっぱり、トライアスロンのバイクコースは楽しいと再確認(宮島を除く)。
さあ、ラストのランパート。
スイム、バイクとまずまずできて、得意のランパート
「さあ、やったるで~」
と勇んでスタート。 ところが
ガク~ン
あんよがゼンゼンでません。
「なんじゃこりゃー」
勇作ばりにさけぶものの、膝が上に来ません。
「こうなったら、能役者ばりのすり足走法じゃー」
と足を引きずりながら、だましだまし走ります。
「ランで順位を稼がなくてどーする」
との思いで前半は何人かパスするものの後半失速。
「やはりバイクで調子に乗って足を使いすぎたか、熱にやられたか、前夜の酒ののみすぎか?」
思い当たることは多々あれど、やはり気温が猛烈に高いのには参りました。
ランの最中、救急車の出動もあり、やはり選手が熱中症で倒れたみたいです。
エイドステーションで倒れている選手を運ぶ瞬間を見ましたが
「ああ、俺もつれていってくれ~」
と思う弱気な自分が・・・。
と何度も折れそうになる自分を支え、見えたゴール。
あんなに怖かった役員さんでさえ天使に見えます。
とりあえず倒れるように
ゴール
今回のレースほど、ゴール後何も出来なかったことはありません。
たぶん気温の高さによるものと思いますが凄くぐったりでした。
ただ、大会自体はアットホームな感じでいい大会でした。
可能なら来年も出たいです。
どの大会にでてもトライアスロンだけはやり残した感満載なので次回
燃えます。