益田INAKAライド2014

ちょっと、前のことになりますが、参加してきました、INAKAライド。

そもそも、益田市の田舎ぶりを逆手にとって始まった企画。
最近は各地、田舎でこの手の催しものが盛ん。みんな町おこしに懸命なのですね。

今年は第三回。過去二回はスタッフでお手伝していましたが、今年は義弟が来て一緒に走りたいというものですから、一般にて参加することに。
しかも、今年は実行委員長のSさんから是非にスポンサーになって協力してくれと言われ(要は金くれってこと)、少しでも役に立てばってことでスポンサーの一員になることにしました。でもスタッフジャージに名前が載って嬉しい

今回、出走する私のマシンはLOOK695。最近さっぱりFELTが出てきません。
義弟は交通事故成金となってマドンの最新、最良式です。
マシンだけ見ているとなんと早そうな兄弟です。

さて、当日は素晴らしい秋晴れ。
前日軽く雨が降った影響で却って、空気までスッキリした感じです。昨年、台風に泣かされていてリベンジの感があります。

義弟を連れて、スタート地点のグラントアに向かいます。

所々でライダーとすれ違い、今から始まるイベントへの期待感が高まります。

出走前におなじみの開会式。
市長やら、議員やらおエラさんのお馴染みの挨拶が始まります。
今回のゲストライダーは益子直美さん。
やっぱりキレイですね。

今回の参加はおよそ350名。
グラントアの前庭はチャリでいっぱいです。

さて、スタート。
今回のライドはグランフォンドと違ってバリバリにきつくないので周りのライダーとも話す余裕があります。
多くの方が県外からお出てになってありがたい限りです。

まずスタートしてからは市内のパレード走行。白バイが先導してくれて信号も全て停止、いつも走っている市内の道ですがすごく晴れやかな気分。沿道の声援が心に響きます。

そして、今回のライドの目玉の一つ。
空港の滑走路走行。

前日の雨の影響か滑走路の一部は朝もやで真っ白。それが何とも言えない幻想的な雰囲気を漂わせます。

ほとんどのライダーが滑走路に出たとたん広さに圧倒され、至るところから
「うおー!!」
「スゲー!!」
など、感嘆の声が聞かれます。
また、朝もやに向かって走るコースに至っては、後ろの女性ライダーはあまりの景色の良さに泣き出すほど・・・。

私もマラソンやライドで何回か空港は走っているもののこんなに幻想的なのは初めて。
こんなに素敵なところを走れただけでも出走フィーの元をとった気分です。
きっと他のライダーも同じ気持ちだったはず。

空港を抜けると気持ちのいい持石海岸を走ります。私には走り慣れた道でも多くのライダーから
「気持ちイイ(・∀・)」の声が。
わたしも自然と誇らしい気持ちになります。

さあ、気持ちよかった高速区間を抜けるといよいよヒルクライム区間。
と、その前に第1CPに到着。

とにかくこのINAKAライドはエイドが豪華。
朝のブリーフィングでもゴール後は却って体重が増えてるかも?などの話も出るほどです。

ドリンク飲み放題は言うに及ばず、メロン、スイカ、バナナ、トマトなど。
また、ボランティアの人たちの愛想のいいこと。少しでも益田を好きになってもらいたいとの思いが強く感じられました。

このCPでは前市長の福原さん、前国会議員の亀井さんなどもボランティアに参加されていました(次の選挙、頑張ってネ)。

CPを出るとすぐに上り坂。コースがわかっている分そんなにきつくはありません。
実際にも激坂という程ではないのですが、INAKAライドというほのぼのイメージできた人は面食らうかも(実際には獲得標高は2000mぐらいあります)。

自画自賛のような感もありますが、今回のコース取りは、上りが狭いつづら折れ、ダウンヒルは気持ちの良い広い直線となっていて楽しめました。

いよいよ匹見口に入る手前にCP2があります。

ここでは冷たいおしぼり、杏仁豆腐などほかでは見られないようなおもてなしがあり、参加者みな喜んでるよう。

ここから匹見までの道は2%程度の上りが30キロぐらい続く、嫌な道。
道幅は広く、真っ直ぐな綺麗な道なのですが、少しずつ足が削り取られていくようです。
義弟もここでペースを間違えてやられました。

まあ、なんとか時折列車を乗り
継ぎCP3まで到着。結構疲れました。

待ちに待ったお昼です。
匹見の郷土料理であるうずめ飯と天ぷらそばわらび餅と豪華。
すぐそばではゲストライダーの益子さんもご飯食べています。やっぱりきれい。

たっぷり休養をとってスタート。

しばらくは裏匹見峡の景色を楽しみますがやはり微妙に上り。まだまだ足を削ります。

いよいよ191号線にでて美都までの豪快なダウンヒル。キモチイイ~。

そして下りきったところでCP4へ。

ここではエアコンのきいた施設でぜんざいやゆずジュースをいただきます。
ここのスタッフはみなベッピンだなーとみていると、みなさん全員患者さん。
「センセイ、素敵ですね~」
と言われて照れまくり。お恥ずかしいかぎりです。

もっと休んでいたかったところでしたが、カワイイ患者さんが見ているので力強くスタート。近くにいたMCCのスタッフにコースを確認しておきます。
「センセイ、最後にモーモーさんの壁がありますよ」とな・・・?
そういえば、松永牧場から種に抜ける道が激坂だったな・・・。と少し重い気持ちに。

とは言ってもいつも走り慣れている道なのでペースは熟知。激坂をやり過ごし最後のCPへ。
さすがにここまで来るとみなさん穏やかな笑顔に。
僕もほかの参加者さんと交流を深めます。
みなさんINAKAライド褒めてくださり
「来年もまた来ます」とうれしいお言葉もいただきます。

今回はスタッフではないのですが、僕まで誇らしい気持ちになります。

さあ、いよいよゴールです。

見知った、スタッフが笑顔で迎え入れてくださいます。
ゴール場所はグラントアの中庭。
当然知ってはいますが、にくい演出です。
疲れはなかったので、ほかのスタッフに混じって他の参加者たちのゴールを迎えます。

INAKAライドの完走証は一人一人お立ち台で手渡し。
これには皆さん感激です。

私もスタッフみたいなものなのだからと辞退をしたのですが、どうぞどうぞとお立ち台に。

プレゼンターの益子さんに
「私もこんな素敵な歯医者さんに診てもらいたい!!」
などのお決まりの社交辞令も嬉しいです。

今回は一般のライダーとして参加しましたが、ボランティアやスタッフの方の気配りが行き届いているいい大会だと再認識しました。
特に、空港を走られたことが素晴らしく、来年以降も続けばいいなと願うばかりです。