三瓶登山

 秋の晴れた日曜日、3男の正悟と家人を鍛えるべく三瓶登山に行ってきました。

ま、いつかは家族で大山に登ってみたいと思っているのでその前哨戦ってやつです・・・が結果は撃沈なのですが。

前日からハイエースで西の原の山の駅駐車場で車中泊。

山頂でカップ麺を食べるためにお湯をもって、2時間の予定で9時ぐらいからスタート。

出だしの草原ゾーンまでは妻も元気一杯。
森林ゾーンに突入して間もなく妻が遅れだします。まあ、これは想定の範囲内だったので、彼女のリュックも背負いゆっくり進みます。

それでも徐々に、妻が遅れだします。休み休み行こうと思うのですが、若干彼女の顔色が悪いような・・・。
普段であれば途中棄権など僕の辞書にはないのですが、このまま強行するとマジでなんかやばい感じがします。

妻もリタイアを目で訴えているような。

ここは断腸のおもいで妻を切り捨てることを決断。
妻に車に戻るように告げて、彼女も残念そうな演出をして下山することに。

残るは元気一杯の5年生と50代。前を行く登山者のどんどんパスします。

ご高齢の方も多く、それでも素敵な登山ウエアで頑張られています。時に山ガールをパスするときには私なんぞアクセル全開。3男とともに挨拶をかわして颯爽と抜き去ります。

だてに毎日ローラーをしていないので、心拍の方はこたえませんが、徐々に足に疲労がたまるのが自覚でき、さすがに9合目ぐらいになると3男も疲れたらしくリュックを私が背負うことに。

西の原ルートで登ると、頂上が、わかりにくく、何度も頂上に着いたと思うと先にまだ頂きがあるという思わせぶりな小悪魔ルート。
これに3男はやられて心が折れた様子。

これぐらいの思わせぶりにやられるようでは、男としてはまだまだじゃな!と父としては心配です。

とはいえ、妻と別れてから1時間ぐらいでゴール。もうホント、修行僧のように登りました。

やっぱり爽快感はあります。
さ、お待ちかねのカップ麺タイム。
3男はこれだけが楽しみでのぼってきたようなもの。
やっぱり山でたべるカップ麵は最高ですな。

あとは、景色を楽しんだり雰囲気を味わうなどの風流のかけらもない2人。
とっとと下山することにします。

ここで登山の恐ろしさを実感します。
まだ筋肉の柔らかい坊主はサクサク降りていくのですが、私はいうと、膝がM1決勝戦をみているのかっていうくらい笑う笑う。
なんなら登りよりもソロリソロリ。
本当に足が反抗期の娘ぐらい言うことを聞きません。

行きに抜いていった山ガールにまで抜かれそうになり、男の威厳にかけて前をキープ。

また、坊主ともども普通の運動靴で登っていたため、足首は痛めるはつま先がいたくなるは・・・装備はホントたいせつです。

下りで齢を実感し、なんとか麓の草原まで降りてきました。

元気になっていた妻が出てきていましたが、坊主は走って寄って行きましたが私はヨボヨボ。

いやあ、三瓶なめていました。いや、登山侮っていました。すんません。

妻もリベンジに燃えてるようで?
大山頑張ります。

翌々日まで足がガタガタだったのは言うまでもありません。