四国ライド 祖谷狭・しょんべん小僧編
四国ライド2日目。
流石に前日のヒルクライムでよく眠られました。
人通りのいない商店街を抜けて、スタート(朝早くの人通りのないアーケードって素敵)。
本日は祖谷のしょんべん小僧像を眺めてかずら橋に向かいます。
このルートはかねてより走ってみたかった場所です。
車で通るには車幅が狭いと聞いていましたが、チャリで走るには最高にきもちがいい場所で、車で通るにもったいないと思えるほど。
側を流れる吉野川にも四国の不思議なオーラを感じます。
イイ感じのコーナーを抜けながらしょんべん小僧ポイントに到着。まだ8時過ぎ?ぐらいでしたので人もあまりおらず。
まあ、ネットの画像で何回も見ていたので、その通りって感じでしが、改めて自分の目で見てみると感慨ひとしおです。いくらITが進んだとしてもバーチャルとリアルの差は埋めがたいものがあるのですね。
なかなかにアバンギャルドな格好をしたお姉さんに写真を依頼したのですが、この後かずら橋まではこのお姉さんの車と同じペースで進むことに。
この道は車もチャリもあまり変わらないってことですね。
想像以上に観光地化したかずら橋に到着。
義弟は二度目らしく感慨もないようであるが、私の場合やっとここに来た感満載です。
凄く四国の奥深く来たような。
まだ9時前ではありましたが、この後の行程を考えるとここで何か腹に入れておく必要が・・・。
まだ、明らかに準備中のお蕎麦屋さんに無理を言って開けてもらいましたが、僕たちが入って以降、我も我もとお客さんが入ってきて、老夫婦店主はてんてこ舞いに(スミマセン)。
これが正解なの?ってぐらい太いお蕎麦を頂きリスタート。
日本のラルプデュエズと呼ばれている?祖谷の山岳に入ります。
時折、グレーチング舗装(絶対キツイやつ)のところもあり二日目も足を削られます。
ここから国道32号線にでるのですが、上りもすごけりゃ下りもえぐいってなもんで、益田の田舎もんの私が言うのも何なんですけど、よくこんなところに住めるな?って感じですよ。自動車でも結構つらい坂(狭い、キツイ)ですよ。
国道32号線に出て道の駅大歩危で休憩。
結構人は出てます。
そっから、よしゃ~いいのに三好の名物、妖怪でも見てやろうと市道に入り込みます。
しかし、四国の道って酷道、険道ってよく言ったもんで、こっからはほんと死道でした。
そこそこの上りのあと、適当にダウンしてからの分かれ道、なんと一方は通行止め、当然反対方向に向かいますが、1kmも進むと、なんと道がありません。完璧に崩落しており右下は崖と沢。大木がゴロゴロ倒れているし、一部に重機が入り始めているという状態。
地元では悪路走破では負け知らずと自負している私もどうしようかと思案。
かといって戻るわけにもいかず?強行突破。
なんとかクリートシューズで丸太を越え、義弟とバケツリレーの状態でバイクを運びます。時に沢に落ちるんじゃないかと冷や冷やしながらなんとか脱出!
いやあ~、義弟よスマン❕って感じです。
流石にこの後は素直に吉野川に沿って下り、スタート地点にもどりました。
ま、せっかくだから温泉後、丸亀に寄ってうどんを食べようということになり、名店をネットでリサーチ。
16時には閉店というのにまだ駐車場は満車。店外にも人が見えます。
こりゃあ期待できるってもんです。かき揚げをのせて、イナリを頼んで、だの腹が減っているゆえに妄想が止まりません。
少し待った後に入店。早速注文ですが、なにやらカウンターあたりはさみし気な・・・。
お目当ての、かき揚げだのチク天だのが見当たりません。壁にもメニュー表などもなく、そっけない。店員さんも「冷?温?」と謎の呪文で問いかけます。
「あ、僕はかき揚げうどんの卵のせで!」と言いたいところですが、そうです、この店にはそんな邪道なメニューはありません。うどんの一本勝負とうい超硬派な店です。
僕ら舌バカ兄弟はそこまでうどん求道者ではなく、何なら「カレーうどん」とか「カルボナーラうどん」ぐらいが丁度いい腹ペコ軟派野郎です。
しかし、ここで踵を返すわけにもいかず、無難な「冷大盛り」を注文。
まあ、うどんのみなんですぐ来るだろうと思ってましたが、なかなかに待たせます。もう、小麦を刈ってるんじゃないかと思うぐらいに待たされてやっと出てきました。
味は美味かったですよ、そりゃ~。
猛烈に腹が減ってますから。
むしろ、丸亀の人のうどん愛を強く感じました。ほんと、小麦たべすぎでしょう⁉
こっからは長い帰路になります。
念願の四国ライド、義弟がいて助かりました。
次回は高知市内とか走ってみたいな