宮トラ試走

明らかに晴天が分かっている先週の日曜日。
当初はSさんとガッツリ、チャリを乗る予定でしたが、Sさんの娘さんのサッカーの予定でパス。

そこで、山口のショップに誘われていた練習会に参加も考えたのですが、３週間後に控えた、宮トラのバイクコースの試走をすることに（とはいっても今年は衛生展と重なるため不出場）。
ただ、それだけではきついので、去年まつしまのツーリングで行った、弥栄湖あたりもコースに加えることに。

さて、朝五時半にはゴソゴソ起きだしてバイクの準備。本日はLOOK出動でマビックのシューズを準備。

が、クリートのネジが外れている。

不吉・・・。
とは、言ってもこやつのクリートは特殊なのでネジが外れやすいのですが。

本日はたくさんのローディーとすれ違うと思われるのでLOOKで出たいところなのですが。
まあ、ネジ2本で強行です。

エリシオンで柿木の道の駅を目指します。
しかし、休日の早朝ってやつは実に気持ちのいいもんですな～。

50分で到着。
もうすでにチャリを組み立てている人を発見。
こちらもLOOKを出して、フレンドリーに話しかけます。

と、なんと向こうもLOOK５８６。
一気にお互いのチャリを観察かつ誉め讃えあうローディーの儀式へ・・・。
この方、いまから初めて匹見方面にツーリングだそうな。ビューポイントかつ飯ポイントを教えてあげて分かれる。

錦町の道の駅を目指し気持ちのいい国道を走ります。
さすがに朝7時台の山賊には誰もいません。

本日の目的はたくさんの山口、広島のローディーと触れ合うこと。
今日の天気とこのコースなら、多くのローディーと遭遇すること間違いなし。

さて、道の駅　錦に到着。

「し～ん・・・・。」

ローディーはおろか車もいない。
便所の奥でおばちゃんが草むしりをしているのみ。

「こうなったらおばちゃんと触れ合うぜ！」

とばかりに話しかけて、意外と会話に花が咲く。
僕をオートバイ乗りと思ったのか、これからの警察出没ポイントまで教えてくれる。

「ありがとう、おばちゃん。警察に捕まるほどスピード出せたら、ローディーの誉だよ。」

おばちゃんと分かれて、弥栄湖あたりに。

なかなかローディーに出会わないね～と思っていながら風景写真なぞ撮ってると後ろから猛烈に迫りくる気配。

ローディーって奴は同じ方向に向いて走っていると何故かスイッチが入ってしまう生き物です。

とりあえず、列車の後ろについて様子を見る作戦に出ます。

「フッ、広島のローディーとやらの実力をみせてもらおう。」（シャア風に）

TREK（たぶん）の２台が猛烈なスピードで僕を抜き去ります。

すぐに、列車につこうと思うのですがなかなか追いつけんません。

「は、速い！　これが連邦軍（TREK）のニュータイプ（ドマ―ン）か！」（シャア風に）

コーナーが過ぎるたびに後ろ姿が遠くなります。

「くっそー、奴らは広島の国体代表にちがいない！」

 そう思うことで納得し、追うのを諦めます。

時折バイクが反対車線を走るものの、基本貸し切り状態で気持ちいい道が続きます。

あまりに気持ちがいい道が続くので、タイタニックのポーズで伸びをしながらライドしていると、
「こんにちは！」
と一声かけて、パシューンと私をローディーが抜いていきます。

一瞬ついていこうかとも思ったのですが、明らかに早いぺ―スであったのと、こちらは完全に流しモードだったのではなから諦めることに。
「きっと、山口代表だろう」
と、ひとりごちました。

本来、この後いよいよ「絶望の坂」を昇るのですが、　今回はローディーとの出会いを求めて並走する国道186号を行きました。

ここも結構な坂なのですが、いるはいるはローディーが。
DHバーつけてガンガン下って来ます。

昇ってる最中抜かれては益田のローディーとして面目が立たないので途中の道の駅スパ羅漢までは必死でした。

道の駅でさっき抜かれた2台と遭遇。
なんと本当に国体選手だそうな（スキーだけど）。
しばらく和んでいるとNOKOのジャージ、バイクで統一した速そうローディーが登場。

このあたりはやっぱり広島のローディーの練習場らしい。

とりあえずNOKOローディーさんと談笑しつつもどちらが先にピットアウトするのか微妙な空気。
しびれをきらしてNOKOローディーさん出発。あまりに早く追従するのもなんだかな～という感じで５分後に私も出発しました。

さすがNOKOライダー、頂上に行くまでには捉えきれませんでした。

さて、残りは下り基調。
途中、寂地峡に寄ります。

結構、匹見峡に似ている。
レストハウスに寄り、昼食をとることに。

明らかに本日一人目の客という雰囲気。
おばあちゃんと、孫娘一人でやってるって感じ。
メニューもうどん、そば、カレーというド定番のみ。

おばちゃんお勧めのそばにするか安パイのカレーにするかで悩みましたが、途中の186沿いのペンションにおいしそうなカレーの幟があったのでカレーで・・・。
「おばちゃんの手作り田舎風か、レトルトだろう」と予測。
結果は後者でした（まあ、旨いちゃ～うまいケド）。

飯の後はおばちゃんおススメの滝を見に行くことにするも、２０％はありそうな劇坂を昇るはめに・・・・。

あとは、深谷大橋で記念写真を撮るのみ。

あらためて、橋の上で見るLOOKはカッコイイ(完全に自己満足）！

駐車場に戻ってみると朝会話したローディーさんの車はまだありました。
きっと匹見を堪能したことでしょう。

距離122ｋｍ　獲得標高1542ｍでしたがあっという間でした。いいルートでした。