宮島トライアスロン 其の一
行ってきました正式名称
「はつかいち縦断みやじま国際パワーアスロン」
という大会。
今季出場予定のレースでは一番テンションをあげている大会です。
まずは、前日の土曜日。カラダを馴らすため五時に起床。散歩がてらにローソンで朝食を買うことに。
そして午前中のみ診療をして広島に出発。
スタッフに
「頑張ってくださ~い」などと言われやる気アップ。
「いざ出陣じゃ~」
と心の中で法螺貝の音が鳴り響いていました。
今回は家族同伴。6人で移動となると結構大変です。車の中もパンパンでスタート。
2時間ほどで受付会場のチューピーパークに到着。前回の指宿とはえらい違いです。
家族は本日宿泊の安芸グランドホテルへ。
チューピーパークには、いるわいるわ兵(ツワモノ)どもが・・・。
またも心の中で法螺貝が鳴り響きます。
とりあえず気分を落ち着けて受付をすませ競技説明会を受けます。
今回は大震災と不況の影響で前夜祭はなくなりましたがスポンサーのご好意で特別なおにぎりが提供となりました。
他の人から聞いていたお好み焼き食べ放題の前夜祭が無かったのは残念でしたがフィニッシャーTシャツは残ったので良しとしましょう。また欲しかったおたふくソースのスイムキャップもしっかり付いていました。
受付も済ませホテルへ。
部屋からは対岸の宮島の鳥居が見えます。
やはりテンションアップ。またも法螺貝が・・・(もういいって!)。
ホテルでは今回一緒についてきた妹家族とプールに入ったりしてリラックスしました。
選手が泊まるホテルはここしかなく大浴場にいくと、むさくるしいやつらでいっぱい(明らかに体脂肪率低そう)。そして高い確立で僕と同じようなオシャレ坊主頭に出会います。実際、我が愚息などは全く知らないおじさんに一生懸命語りかけていました。
夜はあらかじめ予約していたイタリアンへ。
とりあえずカーボローディングとばかりにピザとパスタをかきこみましたが、宮島ビールはさすがに効きました。
さて大会当日。
僕だけはホテルの朝食を摂らず、用意していた栄養食と昨日のおにぎりを頂きました。
そしてバイク預託を済ませ最終チェックを受けてホテルに戻ると多くの人からの頑張れメールが。ありがたい限りです。
今回のトライアスロンはワンウェイのコース。そして標高差900Mと登り重視なハードな大会です。人によってはロングよりキツイ、日本一タフなコースとのたまう人もおります。
さあ、まずはスイムスタート時点の宮島に渡ります。貸切のリムジンバスで移動、そしてフェリーへ。もうドナドナな状態。
フェリーで一緒となった女性に話を聞くと
「すっごいキツイですよ。私は皆生や五島にも出てるけどこの大会のほうがキツイです。」と僕をビビらせます。いまは法螺貝はおろか笛もならない状態。
5分もすると島に到着。
朝8時とあって鹿もいません。
ですが、いたるところでライフセイバーさんやスキュバーの皆さんが打ち合わせしてます。
「ぶっちゃけ、あまりお世話になりたくないけど何かあったらお願いします。」
と心の中で手をあわせました。
とりあえず、国宝のお堂で着替えてお払いを受けます。係りの人から
「国宝なので泥を落とさないように」
と注意を受け、より恭しい気分になります。
ウェットスーツに着替えているとワセリンを忘れていることに気がつきました。
「指宿でも忘れてチェックポイントにしといたのに~」
と悔やんでも後の祭り。脇と首回りが赤く腫れるのを覚悟します・・・。
厳かにお払いも済んで、やる気注入。
いよいよ入水です。
心配していたほど水温も冷たくなく、鳥居の下まで泳いでフローティングスタートとなります。
ふと厳島神社側を見ると凄い数の見物人。
例年より1時間半遅い10時スタートとなり、多くの見物人が出ています。
フローティングスタートなのでライフセイバーのボードに何人かとつかまっていると、みんな口々に
「いや~ゴールまでたどりつけるかなー」
などレース前特有の謙遜大会が始まります。
まあこれはこれでレース直前の緊張がほぐれていいんですけど・・・。
そうこうしている内に本当に法螺貝が鳴り響きました(ホーンです)。いよいよスタート。
はたして80キロ先の吉和に辿り着けるのか・・・。
つづく。