歯医者もつらいよ?往診と腰痛と、人生の大先輩たち
こんにちは!最近、老健施設への往診依頼が右肩上がりの今日この頃。いやはや、これも超高齢化社会のビッグウェーブですね。私の往診カレンダーも、すっかりお年寄りとのデートの予定で埋め尽くされています。
さて、施設での診療。これはもう、毎日がドラマの連続です! 人生の大先輩たちは、時にとんでもなく気難しい(笑)。
「お口を開けてくださーい」
「……(ガン無視)」
「痛くないですよ〜、ちょっと見せてくださいね〜」
「嫌じゃ!!(強い意志)」
なんていう攻防戦は日常茶飯事。長年使ってきたお口ですから、そう簡単には他人に覗かせたくないという乙女心(?)、いえ、プライドがあるのかもしれません。ご機嫌をとるために、あの手この手を尽くす私の姿は、さながら新米の孫のようです。
そんな時、颯爽と現れて先輩方を笑顔でなだめてくれる施設職員の皆様……! もうね、後光が差して見えます。神ですか。いや、天使ですね。あの大立ち回りと包容力には、毎回ただただ頭が下がる思いです。いつも本当にありがとうございます!
私自身、長年この仕事をやっていますから、歯を診ること自体は全く苦になりません。むしろ天職だと思っています。 ……が! いかんせん、往診機材を持っての移動が、年々ボディーブローのように効いてくるお年頃になってまいりました。「診療より、移動と機材のセッティングの方が疲れるのでは?」と、自分の衰えに気づいてハッとする瞬間です。
お年寄りたちの気難しさと戦い、自分の体力低下と戦う日々。 でも、ふと思うんです。私もいずれ確実に老いるのだ、と。 いつか私が「あっち側」のベッドで「絶対に口は開けんぞ!」とワガママを言う日が来るかもしれない。その時、往診に来てくれる若い歯医者さんや職員さんに呆れられないよう、今のうちから「可愛げのあるおじいちゃん」になる覚悟と練習をしておかねば……と心に誓うのでした。
とりあえず、まずはスクワットで足腰を鍛え直すところから始めようと思います!

