どこの医院でも気をつけているとは思いますが、一番大切で、わかりにくいことが感染対策です。
しらがみ歯科クリニックでも患者様に対しての感染対策はタービン、バーなど徹底した滅菌消毒処置をほどこしています。
この部分は医院収入を生み出す部分ではなく、患者さんの目につきにくい箇所なのでつい手を抜きがちですが、「自分がこうされたら嫌だろうなー」と思うことをやめ「自分が患者だったらこうしてほしい」と思うことは徹底してやるつもりです。ですが、大量に捨てられるグローブなどをみると経営者としては、ちょっと「とほほ」と思いますが・・・。いけませんね!そんなことじゃ。
それとやはり目指すは痛くない歯医者とういものでした。いわゆる無痛治療というものなのですがこれが難しい、実に難しい。
なるべく患者様に苦痛を与えたくないと思い、様々な機器や麻酔道具は取り揃えています(笑気沈静法、浸潤・伝達麻酔、静脈沈静法など)。しかし、小さな処置に大掛かりな麻酔をするのもどうかと・・・。また中には麻酔が効きにくいケースもあり患者様も涙目ならドクターも泣きそう。昔から歯医者が撫ぜただけで患者は痛がると言います。実際、絶対効く麻酔があれば1億でも買いますね。いかに苦痛を伴わせないで治療を終えるかは永遠のテーマです。
また開業医になると決心したからにはコンビニエンスというのもテーマでした。どんなに遅くてもきつくても、急患は診られるかぎり診ようと思います。実際夜遅く患者様から電話があると結構不機嫌ですが、いざ患者様が平身低頭でお見えになるとスイッチオン。頑張って診ちゃいます。むしろ困っている急患を診たとき程、開業医になって良かったなーと思います。
開業医となって、大学病院にいたときと違って経営というものを考える必要があったり、自分ひとりで全てを診なくてはならなかったり、すごく大変です。でもとてもやりがいがあり自分は歯科医師というのは天職なのだなとわかりましたが、逆に「小心者で人間が小さい」こともわかりました。ただ隣の黒谷内科の先生が「白上先生、医者は小心者がちょうどいいんだよ」といっていたのを思い出しました。当然、いろんな意味があるのだろうと思いますが、とりあえず「前向きな小心者」であろうと思います。