トヨタIQ長期インプレッション

私のもとにIQが来て、約一年半、やっと一万キロを超えました。

まあ、誰も参考にしないと思いますが私の愛車備忘録として感想を書きます。

まず良いところ

国産200万円前後の車としてはオーラを感じる。

実際には国産車にIQのライバルはいないと思いますが、200万前後の国産実用車にはない割りきりが、独特のオーラを醸し出します。
私は車には趣味性の部分も必要と思うので、IQは実用的ではないところに逆にオーラを感じるのです。ですので他の人がIQに乗っていると
「やるな~」
と感じてしまうわけです。
要はオーナーのこだわりを感じさせる車ってことですかね。

抜群に小回りがきく

サイズを考えれば当り前ちゃ~当り前なのですが、想像以上にくるくる回ります。医院で使っている軽自動車のタントより小回りはききます。久城町の住宅街の往診などにも非常に重宝です。

デザインは割といい

まあ、自分で選んだ車なのでデザインが嫌いなわけはないのですが発表当初のデザインはNGでした。内装もプラスチッキーだし外観もフロントが鉄仮面のようにみえました。
我が家のIQは1300Gというスポーツバージョンでフロントの顔つきが若干改善されており、許容範囲となりました。
また、安っぽい内装ですがトヨタ車特有のプラスチッキーさはそのままですがあえてシンプルに仕上げた感は潔さを感じます。
まあ、どっちにしろ前車がレクサスISFだったので、大概の国産車の内装はチープに感じてしますのですが、却ってチープさも個性として押し出しているような感じです。

居住性はすごくいい

乗り心地がいいわけではありません。
ただ二人ないし3人乗りと割り切っているためにフロントシートはかなり大ぶりで乗り心地がいいです(最初の2時間ぐらいは)。
また、カップルディスタンスも適当で野郎と乗っていても、レディーと乗っていてもいい距離感です(ま、99.9%僕一人で乗ってますが)。

MTがある

いまどきの国産コンパクトでMTが選べるのは少ない。
この車は趣味性で選んでいるのであえてのマニュアルはよりマニアックさをきょうちょうできると僕はおもっています。

次にダメなところ

すっごく遅い

これは前車ISFに比較してなのですが、まあ当然すっごく遅いです。まあ、相手が5000ccの国産スポーツセダンですので比べるのが悪いのですが・・・。
長い登坂車線などミニバンに抜かれてしまいます。

下取り価格が話にならない

売るわけではないのでいいのですが、5年落ちのタントとそう変わらない下取り価格に唖然。
やっぱり自分の愛車の評価が低いのはちょと・・・。

乗り心地はそれなりに良くない

短いホイールベースを考慮すればしょうがないのですが、私はこれで福岡や大阪の学会に行きます。そうすると疲れが半端なく溜まります(電車に乗れってことですが)。またフロントシートの出来が悪いのか2時間ぐらいぶっ通しで乗ると腰が痛くなります。

とまあ、つらつら書きましたが結構気に入っています。
日が経つにつれて愛情が増してくるようです。
近場でも長距離でもOKないい相棒で、乗っているだけでオーナーのインテリジェンスが感じられる数少ない国産車ではないでしょうか。

ただ、もうすぐ納車される新参者とどっちがエースとなるのやら・・・。